建築士の資格手当の相場
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建築士の資格を取得すると、毎月の給与に「資格手当」が上乗せされる企業も少なくありません。建築士の資格取得を目指している方や、これから転職を検討している方にとって、「資格を取るとどれくらい収入が上がるのか」は気になる点ではないでしょうか。
この記事では、建築士の資格手当の相場について詳しく解説します。
建築士の資格手当の相場は
月1万〜2万5千円が中心
建設・不動産関連の資格取得スクールを運営する株式会社総合資格が実施したアンケート調査「第2回 建築士の資格取得や年収に関するアンケート」によると、建築士の資格手当の相場は月1万〜2万5千円が中心となっています。
最も多かった回答は「15,000円〜20,000円未満」で24.8%でした。続いて「20,000円〜25,000円未満」が22.8%、「10,000円〜15,000円未満」が21.4%となっています。
年間に換算すると12万円〜30万円程度の差となるため、決して小さな金額ではありません。
一級建築士と二級建築士の資格手当の違い
一級建築士の資格手当相場
先ほどの調査によると、一級建築士では「20,000円〜25,000円未満(28.0%)」が最も多く、次いで「15,000円〜20,000円未満(26.6%)」という結果でした。さらに、月額手当が20,000円以上と回答した方の割合は50.8%と、半数を超えています。
一級建築士は、設計できる建物の規模や用途に制限がなく、担う責任の範囲も広い資格です。その専門性や責任の重さが、資格手当の金額にも反映されている傾向がうかがえます。
二級建築士の資格手当相場
一方、二級建築士では「10,000円〜15,000円未満(27.2%)」が最多となっています。次いで「15,000円〜20,000円未満(23.1%)」という結果でした。一級建築士と比べると、やや控えめな水準といえます。
また、月額手当が20,000円以上と回答した方の割合は29.4%にとどまっており、一級建築士とは約20ポイントの差があります。
「第2回 建築士の資格取得や年収に関するアンケート」
調査期間:2025年6月24日(火)〜6月30日(月)
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1,007人
調査対象:調査回答時に一級・二級建築士と回答したモニター
調査元:株式会社総合資格
出典:株式会社総合資格 プレスリリース
資格手当は企業によって大きく異なる
これまで紹介してきた金額は、あくまで全体の傾向です。実際の資格手当は、企業ごとの評価制度や経営方針によって大きく異なります。
調査結果を見ると、「30,000円以上」と回答した方が8.7%いる一方で、1万円未満と答えた方は6.6%でした。さらに「上がらなかった」とする回答も7.3%あり、企業間でばらつきが大きいことがうかがえます。
実際の企業例として、当メディアのインタビューにご協力いただいた「株式会社グランハウス一級建築士事務所」では、次のような資格手当制度が設けられています。
- 一級建築士:月70,000円
- 二級建築士:月10,000円
- 一級建築施工管理技士:月20,000円
- 宅地建物取引士:月10,000円
二級建築士は月10,000円と標準的な水準ですが、一級建築士は月70,000円と、相場と比べても高い水準といえます。責任の重さや専門性を明確に評価する姿勢が、制度にも反映されています。
建築士資格を取ると年収・キャリアはどう変わる?
先ほどの建築士資格を取得した方を対象とした調査では、「建築士の資格取得後、待遇やキャリアに変化はありましたか(複数回答可)」という設問も設けられました。
その結果、「大型案件・責任ある仕事を任されるようになった」が34.7%、「昇進・役職が上がった」が31.5%、「業務範囲が広がった」が24.0%となっています。
さらに「資格手当以外で年収が上がった」と答えた方が44.2%と最も多い結果でした。これは、資格取得が単なる月額手当の増加にとどまらず、役職昇進や業務範囲の拡大につながるケースが多いことを示しています。
建築士資格は、単なるスキルの証明にとどまらず、法的に担える業務範囲にも関わる資格です。設計できる建物の規模や用途が広がることで、担当できる案件の幅も自然と広がります。それに伴い、重要なポジションを任されやすくなります。
「資格手当が増える」という短期的な変化だけでなく、「市場価値が高まる」という中長期的なメリットもあるといえるでしょう。
これから建築士を目指すなら
働きながら取得するという選択肢も
建築士資格に興味はあるものの、「いきなり資格を取るのはハードルが高そう」と感じている方も多いのではないでしょうか。実際、建築士は難易度の高い国家資格です。特に一級建築士は合格率も低く、長期的な学習が必要になります。
一方で、設計職として働く場合、必ずしも資格がなければ仕事ができないというわけではありません。設計事務所やハウスメーカー、工務店などでは、建築士資格を持っていなくても設計業務に携わることが可能です。実際に、無資格からスタートし、実務経験を積みながら建築士資格を取得している方も多くいます。
働きながら資格取得を目指すメリットとしては、収入を確保しながら学習できることに加え、実務経験そのものが試験対策につながる点が挙げられます。図面や構造、法規といった内容も、日々の業務と結びつけて学ぶことで、理解がより深まりやすくなるでしょう。
さらに、企業によっては建築士資格の取得を積極的にサポートしている場合もあります。資格学校の授業料補助や合格時の報奨金、資格手当の支給など、学習とキャリアの両面から支援を受けられる制度を整えている企業も少なくありません。
実際に、当メディアでご紹介している「株式会社グランハウス一級建築士事務所」でも、資格取得支援制度や資格手当が用意されており、働きながらスキルアップを目指しやすい環境が整えられています。
まとめ
建築士の資格手当は、月1万円〜2万5千円程度がひとつの目安となりますが、企業によって金額には大きな差があります。一級建築士は二級建築士よりも高い水準となる傾向があり、専門性や責任の重さが手当に反映されていることがわかります。
また、資格取得によるメリットは、毎月の手当だけにとどまりません。調査結果からは、大型案件を任されるようになったり、昇進・年収アップにつながったりと、キャリア面での変化も多く見られました。建築士資格は、業務範囲そのものを広げる国家資格であり、中長期的に市場価値を高める要素のひとつといえるでしょう。
これから建築士を目指す場合は、働きながら実務経験を積みつつ資格取得を目指すという選択肢もあります。資格取得支援制度や手当を整えている企業を選ぶことで、学習とキャリア形成を両立しやすくなります。資格手当の金額だけでなく、その後の成長機会や評価制度も考慮しながら、自分に合った環境を検討しましょう。

グランハウス一級建築士事務所
岐阜県内での施工実績を豊富に持つ一級建築事務所「グランハウス」。設計士と直接話す家づくりを掲げ、手の届きやすい価格帯にて、オーダーメイドの注文住宅を手掛けています。30代の創業者を中心に、若手の設計士・現場監督たちが第一線で活躍している建築事務所としても注目されている会社です。
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