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【楽市】岐阜の建築業界のこれから

楽市イメージ
岐阜で建築にやりがいを感じるためには何が必要か

岐阜県の「統計からみた岐阜県の特徴やじまん(2016年)」では持ち家比率は74.5%と全国7位、1人当たり居住室の畳数は15.49畳でやはり全国7位であることが紹介されています。

全国平均の畳数は13.48畳ですので、岐阜県は他県と比べると広い持ち家に余裕をもって住む傾向にあるということがわかります。土地がない地域では住宅建築は頭打ちになる可能性もありますが岐阜県では当分その心配はありません。

建築現場が多いということは設計・施工管理の仕事も潤沢にあるということになり、将来に不安を持つことなく業務に集中できるということです。多くの人に喜ばれる仕事ができるなら、そこにやりがいを持てるというものです。

岐阜の建築業界における問題点

岐阜県で建設業を営んでいる事業所数の割合は約1割を占めており、全国平均と比較しても高い割合となっています。今後は景気回復とともに売上・利益も上がることが期待されますが、現状は厳しい経営環境にあり変革が求められています。

建設業界は岐阜に限らず下請け業者に発注していくトップダウン型の多階層請負構造が問題となっています。本来ならボトムアップ型で現場からの声が上がることでサービス向につながることがベストですがなかなか進んでいません。

またもう一つの問題として閉鎖的な環境というものがあります。建設・建築会社は地元の情報には精通していても、他の地域の情報を得ることがないため情報弱者の状態になり、対応力や柔軟性が失われています。

ブラック企業問題など
岐阜の建築業界における問題点

将来性を考える

岐阜県では土木は公共投資が多く、建築は民間投資が多いという特徴があります。建設業の生産額は年々減少傾向にありますが、全産業に占める割合は高く就業者数比率は今後も高めに推移すると予測されています。

というのも建設・建築業の就業者の受け皿が確保できる環境があるからです。岐阜県は以前から名古屋市のベッドタウンとして意識されることが多く、交通機関の発達により今後も住宅地として開発され続ける可能性が高いからです。

また土地が手に入れやすいのもプラス要因です。岐阜エリアはまだ土地に余裕があり高騰する動きが見られません。岐阜市の基準地価は坪単価32万1434円で名古屋市の坪単価の5分の1程度。土地の購入のしやすさでは圧倒的に優位です。

岐阜の建築業界の
将来性を考える

Uターン就職の実際

岐阜県にはUターンやIターン就職を希望する人に就労相談支援や生活相談支援を行っている「岐阜県総合人材チャレンジセンター(ジンチャレ)」があります。県をあげてUターン就職をサポートする体制が整えられています。

建築・土木関係の求人も潤沢にあり、現場作業から施工管理の業務、現場監督まで幅広く仕事があります。また建築施工管理技士などの資格取得者には手当が支給されたり、Uターンの際の引っ越し援助など待遇面も悪くありません。

実際に岐阜にUターン就職をした人の話では、父親のやっていた建築・土木関係の仕事に幼い頃から興味があり、就職ということもよくあるようです。最初は戸惑いつつも先輩や会社の教育で仕事を覚え、今では指導者として活躍されている人も多くいます。

岐阜の建築業界の
Uターン就職の実際

求められる人材とは

建築業界の仕事で代表的な職種として設計、営業、施工管理があります。設計は目的や環境に合わせた素材の選定まで行うのでクリエイティブな能力が求められます。また提案を理解してもらうためのプレゼンテーション能力も必要です。

営業はコミュニケーション力や売上で結果を出すということだけでなく、業界のルールを把握しつつ技術部門と連携しながら相互補完関係を構築することによって新しい営業スタイルを確立することが求められます。ただし、「家を売る」のではなく「家を建てる」仕事を目指すのならば、どこかしらのタイミングで設計の知識が必要とされるのです。

施工管理は建築現場では花形的な職種ですが、仕事に就くためには施工管理技士の資格が必要になります。また現場で指示を出すため知識だけでなくマネジメントやコミュニケーション能力も必要になります。

つまり県内の土地価格の下落傾向に対して、住宅地では土地購入と住宅建築の需要が高まってきていると言えます。これは岐阜県は大都市圏に比べるとまだまだ土地に余裕があり、費用を抑えて広い土地に家を建てることができるからです。

施工管理や現場監督の仕事は他の職種とは異なり、仕事を押しつけられるというケースが少なく建築現場で全体の流れを把握してコントロールすることができるため、やりがいは感じやすいと考えられます。

岐阜の建築業界で
求められる人材とは

RAKUZA編集部より

現在、岐阜で建築に関する仕事をしていて「やりがい」を感じることができないのであれば、職場環境が影響しているのかもしれません。このまま仕事を続けても変わる可能性が低いのであれば、環境を変えるのも解決方法の一つです。転職するには勇気が必要ですし、次は失敗したくないという気持ちが働くため慎重になりがちですが、そうした不安を無くすためにはしっかりリサーチして、できるだけ多くの情報を集めることです。また、自分はどのような点に仕事のやりがいを感じるかを整理することも重要です。次の職場の候補が自分にとってやりがいのある環境があるということであれば、思い切って飛び込んでみてもよいのではないでしょうか。

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